わたしは笑いがわからない - 夢中で君に恋してる

関東生まれ海外育ち、日本に舞い戻っても結局関東に舞い戻ってきた関東にずぶずぶの女です。東京と神奈川にしか住んだことがなく。両祖母も東京神奈川なんで「おばあちゃんの田舎に行く」という長期休みの大イベント未経験。思えばつきあってた恋人たちもみんな関東生まれ関東育ちだったんで、彼の実家に行くっていう一大イベントも正直ちょろいもんでした。ここが彼の生まれ育った街…きゅん…がない。知ってる。この街普通に知ってんだわ。

そんな関東にずぶずぶの私のコンプレックスのひとつとして「笑いがわからない」ってのがあります。しかも根強く。

人生に「お笑い」が寄り掛かったことが全然なくて、関西の人たちがいう「新喜劇」とやらも未履修。トーク番組とかは好きなんだけど、いわゆる「コント番組」や「漫才」の面白さが私の細胞に伝わらない。トーク番組やバラエティの千鳥は好きだけど、千鳥の漫才の面白さがわからないっていうか。この「わからない」は「この笑い全然わかんないよね、前回のが面白かった！」じゃなく「えっと…これは面白いのかな…？どうしようわかんない…イカ…2貫…？」という根本的にわからないってやつです。純粋無垢な質問。私には笑いがわからない。正月ってどの番組見ても大体「今年も笑い始め！新春爆笑コント！」みたいな煽りがついてると思いますが、そういうのすらまじで真顔で見てる。見てないけど（どっち）思えばＭ－１も一言も声を発することなかったな…。笑いって難しい…。

でもだからといって困ったことはないし、笑いがわからないけど、普段の会話で出る話ではゲラゲラ笑ってしまうどっちかって言ったらゲラだと思うし、わかんないものは見なきゃいい。というかそもそも多分メディアから供給されるものに感情を動かされることがないんだと思う（笑いもしないし泣きもしないので）人には人の乳酸菌があるように、人には人の笑いがあるわけで、そこにわざわざ土足で踏み込むことはない。面白い面白くないじゃなくて、感情がほぼないため単純にわかんないだけなので、すいません、ほんと…ぐらいの気持ちで日々過ごしています。

だからね、根本的に私は関西ジャニーズの応援って多分向いてない方だと思ってるとこがあって。正直、関西のノリがあんまわかんないし、「東京に染まった」って言葉も大嫌いだし。完全に個人的な意見を言えばコンサートにコントコーナーはいらないなって思ってるところもあって。その時間であと3曲はパフォーマンス見れると思うからもったいないなとか思っちゃうんですよね。ごめんなさい。もう全然引いてくれていいし、石投げてくれていい。まぁ卵投げ返すけどな！！！（今年も絶好調に喧嘩っ早い）（反省）備わった「笑いがわからない」が発動するので、コントコーナーもわりと真顔…ではないな、かっこいい！！！かわいい！！！の顔重視で見てるので、感情は忙しいわ。「好き！！！」が最高速度で発動する。でも！でもだよ！パフォーマンス見せてくれよ！って思ったりもしちゃうんだけど、どう？全然何とも思わない？まじ？そうか、じゃあやっぱ問題あるのは私か。でもいいのよ、こんないちファンの願望なんてそこらへんのゴミみたいなもんだから、本人たちが楽しそうでゲラゲラ笑ってたらそこはもう桃源郷待ったなし。ライブは本人たちが楽しいのが1番で、それが伝わって初めてファンもすごい楽しいライブだった！って思う方程式が成り立つってもんよ。

でもさ～なんかこう、自担グループのふんどしで相撲取るオタク多くない？と思ってて。自分が好きなグループが1番って思うことは素敵だけど、えーもうストレートに言っちゃうと「関東ジュニアってつまんないよね」っていう関西のオタクたちが世界で5番目ぐらいに苦手です。 1番苦手なのは期限内支払いなんですけどね、 2番目は取扱説明書かなぁ。なんか、嫌いとかじゃないんだけど、苦手で。いやっ…まぁまぁまぁ、まぁ！そりゃ関西ノリに比べちゃったら面白さスキルは愕然に下がると思うし、そもそも乗せてるエンジンが違うと思うので、そりゃ言わんとしてることはわかるけど、え、じゃあ、あの、あなたは自分のこと面白いと思ってるんですか？って。関西ジュニアは面白いけど、あなた自身は関東ジュニアよりおもしろいんですか？？？？ってすっげー意地の悪いこと思っちゃうわけよ。よくないよね～わかるわかる！こういう女まじきら～～い！わかる～！！！（本当にわかってんのか）こういうやつに限って、自分は踊れないくせにあの子ダンスがな～とか評論家ヅラするんだよね～～～わかる～～～！！！

前述通り、そもそも私は笑いがわからない。「お笑い」というエンジンを搭載し忘れているので、アイドルに面白さを第一に求めない。アイドルに何を求めるか、何を必須にするか、それは人によって違うけど、私はとにかく「顔」なわけです。ルッキズムってどうなの？って言われてる現代社会の中、アイドルごとではまっすぐにルッキズムを貫いてしまう。でもAぇ! groupを好きになって、本来の顔がよい～～～！！！！に「おもしろい」が付加価値としてついてきたことはほんとうにラッキーだったな。なんていうか、面白さはあってもいいしなくてもいい、でもあったらラッキー！みたいなやつ。結構あるじゃんそういうの。ポテトにケチャップはあってもいいしなくてもいいけど、ついてたら、やったー！味変！とか、リモコンにネフリのボタンあってもいいしなくてもいいけど、あったら、やったー！起動が早い！とか。だから、好きな顔が大前提の中に面白いってのが備わるのはまじでラッキーオモロです（余談だけどわたしはケンティのことをセクシーオモロだと思っています）搭載し忘れているお笑いエンジンだけど、初期装備としての最低ロッドの「笑い」がAぇ! groupのおかげでめちゃくちゃ稼働してます。ありがたいよ。

でも言いたい。オタク全員が全員、アイドルに笑いを求めてると思うな、と。関東ジュニアつまんないとか言うな。関西ジュニアうるさいとか言うな。まず己を見ろ！私なんて死ぬほどつまんない人間なのに笑いもわかんないとか結構終わってんぞ。

ていうかそもそも論で、世の中の8割、興味なくない？好きでも嫌いでもないっていうか。世の中で起きてる事柄や、生存する人々の8割は興味がない。それこそあってもなくてもいいし、いてもいなくてもいい。どっちでもいい。どうでもいい。 2割の興味の中にアイドルがいる。そのアイドルを10割で応援していくことがすべてなんだよな～ってなってる。私の起伏しない感情をAぇ! groupはあらゆる形で揺さぶってくれて楽しい。顔もいいし、Aぇ! groupってアイドルは本当に最高（原点回帰）

あとね、書き連ねて思ったけど、私多分、面白い人や笑いがわかる人に嫉妬してる気がする。そっち側の人間になりたい。面白いこと何も言えず、だって笑いわかんないからな～って言葉で濁してる気がする。悔しい。面白くなりたい。って思いながらよし！芸人さん見よう！と思っても結局好きな顔の芸人見つけちゃったりするだけで、どこまでもルッキズムに寄り添ってしまうことにそろそろ嫌気がさす。

ちなみに最近1番好きな芸人さんは東京ホテイソンのショーゴさんです。どこが？って言われたら、もちろん顔です。