夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

もはや、愛じゃなくて執念、そしてミドサーの友情物語。

GW、「蓋を開けたら全員筋金入りのジャニオタだったけど、 初手はオタクとして出会ったわけじゃなかった」人たちと3人で飲みにいきました。ようはいつもの人たちです。

 

出会いとか関係とか言い出すと結構ぐちゃぐちゃするので端折るけど、上から下の年齢差は5個(私が真ん中)出身地も全員違う( 北、関東、中部) 出会いの場だってジャニーズが関係ないとこから始まって、全員がそれぞれと同じ職場にいたことはあるけど、 3人で働いたことはない。共通するところといえば「酒飲み」 だけ。でも酒の場で出会ったわけじゃない。出会った時期もバラバラ。

 

というなんとも奇妙なんだけど、出会ってから影響を受けたこともたくさんあるし、今後も私の未来に確実に必要不可欠な人達。学力レベルは多分一緒。こないだ、一人が四大出てることに驚いた。 私たちは四大出てることにすら新鮮に驚くレベルということで学力をお察しください。

 


こんな出会い方をしてるので、もちろん「ジャニーズ」という大きなサークルは一緒だけど、 そこから派生するグループはまるで違う。近い界隈とかいうレベルでもない。私は今結果としてジャニーズジュニアを推しているけれど、彼女たちはジャニーズジュニアって、えっと、誰あたり?レベル。鈴木福くんや寺田心くんが混じっても、あ、これジャニーズジュニア? って言ってしまうんじゃないかとひそかに不安になるレベルに何も知らない。

 

それもそのはず、ってわけじゃないんだけど、 彼女たちはいわば「初めての彼氏と初体験して、 彼しか知らないまま結婚10周年です。」みたいな、あんな360度イケメンと各種キャラを勢ぞろいさせたジャニーズ の中でもわき目を振らず一人の担当を貫いている女たちなわけ。 いや、こえーよ。ふつうにこえーよ。林真理子の世界だったらそのあと絶対若い男と泥沼不倫待ったなし。ここに混ざると私は本当ビッチだと言われまくるのが腑に落ちない 。


去年、ひとりの友達は潔く担降りをし、「担降り卒業式」と名をつけ、彼らの名曲のオルゴールバージョンをBGMに、便せん6枚に及ぶ5分間の答辞を泣きながら読みました。なんならインスタライブまでしてました。好きだった人を嫌いになったわけじゃない。ただただ、興味がなくなって、自分の日常に彼がいなくても大丈夫。 でもその事実がすごく寂しい。そんな思いが答辞と涙に現れていました。( まぁ目の当たりにしたら肩振るわせて笑ってしまったけど) そしてすぱっと担当をやめ、…というかそれ以前から「嫌いになりたくないのに、嫌いになるようなことばかりしてくる。」とぼやいてて、それをGWでも話したら、 もう一人が前のめりで「わかる!!」と。いや、わかんのかい。 まじかよ。わかんねぇよ。そして彼女たちの「嫌いなこと」の割合が80%が「結婚」だったことに、こいつら本当に女として生きてるな~と実感しました。ちなみに20%は「嫁」でした。もうそれ100%「結婚」 が嫌なんじゃんか。

 

それでももう一人はまだ担当を降りず細々と「●●担」をやっているわけで、私の中のアンちゃん(@ひとつ屋根の下)もしくは女将さん(@大地真央)が問いかけるわけよ。


「そこに愛はあるのかい?」

 


20年以上同じ人を担当していると、もはや愛は執念に変わるらしい。

 


「ここまで来ると古参、新規とかの争いもどうでもいい。もはや、わたしって仙人」これまじで名言すぎてゲラゲラ笑った。もう担当を追うことに意味もなくなってるし、なんならツアーもないし(二人とも解散ユニット担当でした) インタビュー見ると家庭の話とかしてきてうんざりする。と。解散して個人FC作ったからってすべてか解禁になってるわけじゃないんだわ、 結局グループ時代からのオタクが個人FCに入るんだから、 新規は見込めないと思え、とビールを飲みながらいう彼女、まじで至極真っ当だと思った。 誰が好きな人の嫁や自分が築いた家庭の話聞きたいかよ。 本当に悪いけど、解散して「俳優」になったんじゃない。「元アイドル」になっただけ。 辞めていく人たちには少なくとも向こう1年はその気持ちでいてほしい。

 

私たち3人に共通してる「アイドルの結婚が受け入れられない」は非常に根が深い。そもそも知り合い以外の女に対して何の感情も持たないから、いい女と結婚できてよかった! みたいなのがわからない。知り合いでもない女をいい女なんて悪いけど、思うわけがない。母親目線みたいな感情はきっと今後も生まれない。 だって私、推しが今、夏木マリと結婚しても、石田ゆり子と結婚しても、マドンナと結婚しても絶対嫌だもん。「推し」が「男」になる瞬間を独り占めすんな。


だから、担当が結婚してるのになお、担当でいられる人のことを尊敬する反面、正気の沙汰じゃねえなって思ってる(ごめん) そんな正気の沙汰じゃねえ友達が、「もう執念。 20年以上この人しか見てないから、ここで降りるのすごい悔しい」つってて、は~執念… ってなったわ。わからなくはない。それこそ結婚制度と並べるのはおかしな話だけど、いわゆる婚姻届1枚で結婚じゃないじゃん。親族同士が繋がり、 周りに報告し、みたいなハウトゥーがあるわけで、いうならば、「●●担を20年以上やってる自分」が周りに知れ渡ってるから、離婚届提出のように降りますよ、は、できるけど、周りに、え?! って言われたりするのがめんどくさい、ってやつ。らしい。 簡単にぽーんと降りたらいいじゃんと思うけど、今このいきさつを知らずに彼女から降りた!って聞いたら「え?! なんで?!」って絶対言っちゃう。し、逆だとしても言われるの確かにめんどくさいな。 人の目気にしてオタクやってます。いつでも降りれるからこそ、 正しい降り方を見極めてる彼女はなぜか今King Gnuに夢中で、なんつーか、20年以上担当が変わらないと同じようなタイプの男しか選べなくなってるんだなって思った。常田さん、 ほぼあんたの担当やん。

 


私たち、みんな、「ジャニーズなんて趣味すぐやめられるよね~ 」って斜に構えた20代を送ってたはずなんだけど、気づいたらめちゃくちゃに執着してて、全然かっこつけていられない。 未だなおガムシャラになっちゃうし、余裕が全然ない。まるで10代に戻ったみたいに「アイドルもひとりの人間」って言葉が世界で1番嫌いになってる。

 


私は今、彼女たちと出会ってから3人目の担当が出来た。出会った頃は1人目の担当、10年推して、ぽっと降りて「 24歳(当時)の男に降りた!」 とジュニア祭の帰りに写真を付けて連絡したら「誰?」「戌年?」 と反応しつつも、受け入れ態勢ばっちり。その後、今に至って「今はもう二人とも絶対に知らない人なんだけど、 Aぇgroupの末澤くん(27)を担当にして、大阪や名古屋に行ってる」と伝えたら、その場で画像検索、 YouTubeチラ見。 目の前で好きな人を嘲笑れるを経験してる私は耐性が弱くなっているため、何を言われるかドキドキしたけど、そいやこの人ら、絶対にバカにしないやつらだったなってのを思い出した。 私の好きな人(アイドルも現実も)のこと今まで絶対に悪く言わなかった。それって多分、普通のありふれた関係性なんだけど、ふとすごいことなんじゃないかなって思う。うまく言えないけど、私のことを信じてくれてるし、傷つけないようにしてくれてる。私も手放しで彼女たちのことを信じてるし、傷つけたくない。

 

去年の夏、 末澤くんに落ちたのに、なんか周りが信じてくれてなくて( 今思えばそりゃ信じられないわなって思うけど)でも本当に好きなんだよな~ってのをぽろっと話した時も「でも、 ギャグで男を好きになる女じゃないもんね。」 って言われた時の嬉しさと言ったらなかった。 アイドルも現実世界も、面白がって人を好きにならない。 いつだってまじ。本気と書いてまじで好きになる。


末澤くんを見せた結果「あんたが今まで好きだった男を全部乗せみたいな顔してるね、 好きそう」と言われ私にっこり。163cmしかないんだけどね~ と言っても「気にならないならいいんじゃない?」 と言われさらににっこり(最終的に泥酔した友達に「 いけるいける!つきあえるよ!」と言われる。バカかよ。つきあえねーよ。)


一概には言えないけど、30歳を超えると、なんとなくライフスタイルも、ステージも、パートナーとの関係も全員変わるし、20代の時に1番盛りあがった恋バナなんて本当にしなくなって、でも全員仕事嫌いだから仕事の話も一切せず、ただただ、くだらないことや懐かしい話、 上記のような趣味や価値観に真剣になってみたり、 たまに起こる爆弾的事件に声を潜めてみたり、 大はしゃぎで飲んで騒いで笑って、とにかくグラスが空く空く空く… 同じペースでどんどん空にしていく何とも気持ちのいいい奴らです 。(私がアプリを入れ、注文担当をやっていたんだけど、 食い気味で「はい!追加で!」と手をピシッと上げる姿笑った)( 何回やんねん)

 

ウチらまぢ無敵☆!みたいな特別だと思ってた20代前半を超え、特別でも何でもない何者でもないどこにでもいる普通のミドサーになりました。 私たちは全員ライフスタイルが違うので、 例えば、全員独身でパートナーもいなければ今もなお現在進行形の恋愛で盛り上がったと思うし、全員バリキャリだったら上司や部下との関係や次の昇進について語り合ったと思うし、 全員子供がいればとにかく子育てや教育について花を咲かせたんだ と思う。けど、私はこの全員バラバラの共通項のないライフスタイルがすごく居心地よくて大好きなんです。信じてるからこそ言わなくていいこともあるし、全てを曝け出すのが友情じゃない。それぞれにしか言ってない秘密が私にはあるし、他の2人もそれぞれにしか言ってない秘密があると思う。すべてを共有するのが正しいわけじゃない。共有されなくても信じてるから気にならない。これが大人の友情なのかもしれないです。

 


無意識に私を傷つけてくる人もいるけれど(まぁ無意識だからしょうがないなと思うんだけどね) 今後、何があっても絶対に信じていける人がいるので、 傷つけてくる人に割く時間はないんだよなって思えていい夜でした 。ふらふらでお店で、3人で肩組んで撮った写真が全部ぶれてて、これは20代前半からなんも変わってないなって思ってみたり。ありがとうね。これからもよろしくね。またすぐ3人で飲もうね。

 

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(3人なのに2本しか来なかった海老)

(「どうする?」「やるか?喧嘩か?」「血を見るぞ」)