【ネタバレまみれ】セーラームーンミュージアムにて、一生の憧れを再確認した日
好きなアニメのキャラは？って聞かれたら悩んで悩んで「マクロスF」の早乙女アルトと答えるし 、好きな漫画のキャラは？と言われたら悩むことなく「天使なんかじゃない」の瀧川秀一様と答えるようにしてるんですが、どう考えたって地場衛が嫌いな女は、この世のどこにもいないよなぁとも思ってる。
は～～壮観…
すごいオタク！ってわけでは決してないけど、幼少期をセーラームーンで育ってきた普通の女児を過ごしていました。人生で最初に触れた「戦う女の子」はセーラームーンだったし、今見ても全然色褪せないで好きだな～って思う。（ちなみに次に触れた戦う女の子は「魔法騎士レイアース」）この展示会行きたいな～一人で行こうかな〜と思ってるところに飛貴のお姉さん友達が同じことをTwitterで呟いてるのを見て、じゃあ一緒に行こうとなり、行ってきました。チケットがQR。もう…QR怖いから… でも端末問題に苦しんだサマパラ組なのでQRですら優しい気がしてくる。麻痺って怖い。
入口入ってすぐに、超特大のセーラームーンちゃんがお出迎え。すでに興奮する。なんでこんなに可愛いんだろう(バカの素直な疑問) 足の長さまじ異様。ちょうど誰も通らない時間だったので、 2人で写真を撮りまくった。入って10秒でもう楽しい。あと原画以外ほとんど撮影可能なのまじで手厚い。
時空の扉（という名のエントランス）を通されると大きなスクリーンに映し出されるセーラームーンのロゴと、ムーンステッキ、ムーンロッド、 内部太陽系戦士たちのスターパワースティック…はぁもう！！！！ 子供の頃に喉から手が出る程ほしかったアイテムは大人になってもずっと欲しい。子供の頃と同じ熱量で欲しい。大きなスクリーンに流れるムーンライト伝説と、 みんなの変身シーン、泣いちゃいそうになった。 マスクしててよかった。マスクの下でめっちゃ熱唱していた。映像が流れ終わってからめっちゃ拍手したかったけど、違う、ここはコンサートじゃない、と思ってやめた。やめてよかった。
そのまま次のお部屋に案内されると漫画のコマが壁1面にホログラムされてる素敵空間。
ぎゃ～～～離れられないここ！ ずっといたい！このセリフ！これ大好きだった！このシーン美しすぎる！ と友達と幼女に戻ったかのように興奮してしまった。やっぱり友達と来てよかった。最初泣き虫で戦う度にぴーぴー泣いてた意識の低いうさぎちゃんが、最終章になると「愛する人たちとこの星を守っていく」とプリンセスへの自覚が芽生えて、タキシード仮面ですらタジタジにしていく強さを身に着けていく展開、本当に胸が熱くなる。「力は手に入れるものじゃなく、 生まれるもの」っていう感性も大好きだし、一貫して一人じゃなく、みんなの力をひとつに、 という仲間至上主義なのも戦う女の子の美しさだなって思う。 その反面「歳なんて関係ないよ、どんなにちっちゃくたってオンナなんだよ」 と6歳のちびうさに嫉妬しちゃう女の子っぽいところもかわいい。わかる。私も担当がロケ番組で女児と戯れたり、子役の子が容赦なく膝とか乗ってるの見ると、あいつ油断ならねぇ…って思っちゃうたちなんで。 5歳ぐらいの女児に平気で嫉妬するオーバー30歳。 わかってるくそ痛いことぐらい。あといつ見てもウラネプの登場は衝撃だったな。武内先生、 30年前にLGBTに自然に触れてるのまじでかっこいい。私の初恋、天王はるかだった気もしてきた。多分違うけど（ 違うんかい）
夢見心地のまま次のお部屋に行くと、今度はアニメのコマが壁1面あって本当に殺されるのかと… ここに布団敷いて寝たい。
ちびうさちゃんとエリオスの小さな恋、まじでよかったよね…泣いちゃうよね… 世代のオタクみんな好きだよね… 私の夢も守っててくれてるのかな、エリオスは…（ 荷が重すぎること言う）ちびうさちゃんは蛍ちゃんとの友情物語があったり、プルート様とのお話があったりと、 戦うだけじゃなく人情型なところも非常に好きですね！あと敵に洗脳されてブラックレディになってしまうんだけど、ブラックレディから溢れる色香がすごすぎる。 敵だったけどめちゃくちゃに憧れた。未だに写真撮るときスーパーちびムーンのポーズしちゃうときある （ピースを横にし腕を上げっおでこにかざしてちゅーきちゅき＠ちゅきちゅきハリケーンの音楽でどうぞ）漫画はずっと読んでたけどアニメはどっかのタイミングで卒業してしまったので、 スターライツの声やちびちびの髪の色があんなに鮮やかな赤ピンクだったとは知らない発見だった。ネフリで見ようかな。
歴代のグッツやおもちゃやぬいぐるみを展示したお部屋では私が富豪だったら全部ほしいと思ってしまった。子供の頃に喉から手が出るほど欲しかったものは、大人のなっても同じ熱量でほしい（本日2回目）てか今見ても女の子の好きが全部詰まってるな～。なんか全然古臭くない。キラキラピンク、ハート、 輝かしいストーン、水晶、と、女の子がみんな1度は憧れたものがぎゅぎゅっと詰まってる変身コンパクトを見過ごして生きてこなくてよかった。私の派手好きはセーラームーン由来かもしれない。一番好きなのはクライシスムーン・コンパクトです！！
鮮やかなピンク水晶がハート型にかたどられ、 ゴールドで補正され、両横に小さな羽根モチーフと王冠モチーフまでついてるあれ！可愛いのてんこ盛りか！！！ ちびムーンコンパクトも大好きだったな～。はぁ幼女の心っつーか、今現在生きてる大人の私の心ですらくすぐってくる変身アイテムたち…。罪深いよ…。
なかよしの表紙や巻頭カラーを一面にした壁を、私が富豪なら（2回目）寝室の壁紙これにしたい…と思いながら通り、いよいよ原画展示のお部屋へ…
もう、ほんと、甘い溜息しかでなかった。美しすぎて。本当に不思議な感覚なんだけど、全然「絵」に見えない。 私がどっかでセーラー戦士たちが本当に生きてるんじゃないか… と思ってるのかもしれない、と、錯覚するぐらいそれはただの「写真」にしか見えなかった。すごいのよ、ほんと。線の細さやキャラクターの動き、そして何より色使い。武内直子、色の魔術師なのでは…。 なんでこんなラメがかかったよな色使いできるのか、なんでこんな淡く透き通る色使いができるのか、この技術を1992年にすでにふんだんに使ってることに驚く。だからこの人は色褪せないし、セーラームーンも一生色褪せない。 麻布十番に、私たちと同じようにうさぎちゃんたちは生きてる。絶対に生きてる。この原画が、第2部、第3部と変わるっぽいからこれは絶対に行かなければならぬ… これが私の使命じゃ…。
小さい頃はわかりやすく「髪が長い」「よく笑ってよく泣く」みたいな女の子主人公のステレオタイプが好きだったから、ショートカットやクールな女の子はちょっと…って思ってたけど、 大人になると気付く亜美ちゃんやプルートの美しさ、みたいなところがあって、 30年経った今でも、新たな発見や、新たな好きを更新させてくれるセーラームーンってすごい。恋も戦いも友情も孤独も信念も絶望も希望も全部詰まってるセーラームーン、永遠に女子のバイブルでいてほしい。 教科書読むよりセーラームーン読んだ方がためになること多いと思うわ。
だけど私は小さい頃から一貫して愛野美奈子ことセーラーヴィーナス及びセーラーＶちゃんが本当に大好きで。 他の戦士よりも先に覚醒し、Ｖちゃんとして活躍するなか、1度はプリンセスだと思われつつも、内部太陽系戦士のリーダーとしてその身を捧げるヴィーナス。ミーハーで恋ばっかしててアイドルが大好きでアイドルになりたくてお調子者でおバカでポジティブ。彼氏がほしい～～！ と騒いでるのを嘘だと見破られ、「そうよ、 私にはもうとっくに命を捧げたたった一人の人がいるわ」というシーンがセーラームーン史上1番好き。かっこよすぎる。 痺れる。くらくらする。その後にレイちゃんが「だから私たち、男なんかお呼びでないのよ。」と続き、 美奈子とレイちゃんが二人並ぶカット（ しかもブルマ体操服と制服！）の「悪い？」 は、恋愛に重きを置く少女漫画界に「男がすべてじゃないよ」というシスターフッドの先駆けを歴史を残した素晴らしいシーンなのでは…て思う。美奈子とレイちゃんの並び大好き。 レイちゃんは絶対原作のお嬢様キャラ派です！！！
大好きシーンの展示、上の方だったから上手く撮れなかったけど、展示されてることに興奮した。
私は未だに世界で1番いい女は愛野美奈子だと思ってるし、一生の憧れを持ってしまう。前向きで繊細で大胆で華麗な愛の戦士。そして何より守るべ存在にまっすぐなところが強くて逞しくて美しい。 小さい頃セーラーヴィーナスのこと好きだったな～じゃなく、現在進行形でセーラーヴィーナスが好きだ。
まだ、黒猫を飼って「ルナ」と名前をつけることも、白猫を飼って「 アルテミス」と名前をつけることも諦めていない。
変身アイテムを手に入れたらおもちゃだと思っていてもドキドキしながら変身ポーズ決めてしまう自信もある。
今もなお、いつかセーラー戦士に選ばれることを密やかに期待しながら、ミラクルロマンスを待ち続けている。
