夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

その香水のせいだよ。

香水(本来はファブリックミストらしい)を作りに行きました。


フォロワーさんが作っているのをTwitterで見て、その時点でワイン1本開けている(ええ。ひとりで。ワイン飲んでもひとり…)私はとてもいい感じに酔っぱらっいて、私も作りたい!と、フォロワーさんにお店を聞いて、いつもの友達に連絡。


「香水作りに行きませんか」
「お、おう」


と、怪訝そうな返事。わかる。いつもきったねぇ飲み屋で管撒いてるもんだから、いきなり女子戦闘力があがりすぎスカウターあったらぶっ壊れちゃうんじゃないか…と不安になる我々。わかってた。そうだよね。出会ってこのかた、一度もカフェでお茶飲んだことないもんね。 昼間の休憩もカフェじゃなく、腰を据えた1軒目のビールだもんね、何なら最近休憩っつったら「タバコ吸いてぇな」って喫煙所探す始末だもんね、なんかごめんな?!?!お店の場所が「 ヴィンテージマンションの1階」ヴィンテージ…マンション… って…ホーンデットマンションしか知らないんだけどな…?


という、対男へのギラギラした女子力はあるんだけど、 対世間へのキラキラした女子力皆無の匂いフェチでもなんでもない、いつも無臭の2人で行ってきました。 (「私のこと誘った時、あんた絶対酔ってたよね?」)(バレてるー!)原宿から少し離れたところで、こんなとこ住めたら勝ち組。我々みたいな庶民はまずスーパー探しちゃうけど、こういうとこの人は毎日がウーバー。と偏見も甚だしいこといいながらお店到着。

 

呼びベル鳴らすと白衣の往年のロック歌手みたいな男性がお出迎え。はい、こんにちは。33種類の香りがガラスのベルみたいな容器に隠されて、 そこを開けて嗅ぐシステム。33種類。少年忍者より多い。 香りそれぞれに名前とそれに似合った文言を添えているのがかっこよかった。ロックシンガー(偽)がご自分でつけてるらしい。 彼曰く「飲んだ時に降りてくるんですよね。」 言ってることほぼフレディマーキュリーじゃねぇか。 ロックスター(本物)じゃねぇか。でもその才能まじでいいな。 飲んだらろくなことがない私たちにもほしい才能。

 

 

33種類あると私たちの人生でもなんとなく嗅いだことある匂いが してきて、「これクロエっぽい」「これZARAホームにあった」 「うわ~~~バーニーズの元カレ思い出す」「 ねぇこれ10年前の六本木の遊び人の匂いしない?」 と33種類から好きな香りを選択し、そこからさらに絞っていくっていう作業をしなきゃいけないのに、すでに名前がついてる香りを使って命名大喜利しだしてる場合じゃ ない。(10年前の六本木の男の匂い「EBIZO」)

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↑EBIZO

 


私は寝ても覚めても末澤くんをオタクをしているので、最初は末澤くんに似合うイケてる女の匂い作ったるわ!! とか意気込んでたけど、もうね、全然忘れてたそんなの。自分の好きな香りだけを選んでた。人生みたいなもん。選んだ匂いを細分化して「花」とか「果物」とか「フレッシュ」 とかにしてくれるんだけど、 結果ただただ脳が溶けそうなぐらい甘い香りだけを選出する始末。 私はキャラに似合わず甘い香りが好きな恥ずかしい女です。 友達は「サ」ばっかり。えっと、「サ」とは…「爽やかのサですね。甘さが全然ないです。」(友達曰く「 私って鬼殺しみたいな女だから」)

 

そこからやっと香りを3種類ぐらいに絞って調合してもらうんだけど、この調合が結構時間かかるらしくしばしお待たされる時間。ある程度写真を撮りつつ香り大喜利再開。私たち、隙間時間を楽しむ天才なんじゃない?嗅ぎすぎて香りがわからなくなった時、リセットするために置いてあるコーヒー豆には「GARI」って名前をつけたからラベル貼っといてもらいたい。 時間があるからロックシンガー(偽)とおしゃべり。

 

「すごいですね!こんな香りたくさん集めて、楽しいお仕事ですね!

「いやいや、普段飲んだくれですよ~」

 

どんだけ飲むんだよこの人。何?この後どうですか? とか言えばよかった?(すごく優しくていいお兄さんでした)


調合スペースに移動して、 白くて細長い紙に香りをつけてもらい試し嗅ぎ。えっと、  なんの匂いも…すいません、GARI(コーヒー豆)ください… と思ったら2人して香りを吹きかけてない方を一生懸命嗅いでた。そりゃ無臭だわ。いい匂いのいの字もしないわけだわ。あれこれ調合してもらう度、わかんなくなってGARIを挟む。 もはやGARIを嗅ぎたいがために調合してもらってる気すらしてくる。

 

出来上がったものに名前を付けてラベルを貼ってもらって完成です。思ったより十分なサイズ。私の香水。甘い。すごい甘い。 それもそのはず、「綿菓子の香り」「バニラの香り」「 チョコレートの香り」と外国アニメの子供が好きそうなもののラインナップでつくってし まった。甘いに決まってる。でもでも! 末澤くんも実際すっごい甘い匂いするって噂だし!!


いや~想像以上に楽しい経験でした。本当に。 もっとオタクとしてキャッキャしながら作る予定だったんだけど、思いのほか真剣になってしまった。これはぜひまた行きたい。できれば次は調合エリアにいた金髪長髪のイケメンに調合してもらいたい。できればあなたの好きな匂いをください(抜かりなく男を見てる私たち)

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↑ラベル貼ってもらった真の完成形の写真と撮らない我々。そーいうとこだと思う。


「結構体力使うからお腹すきますよね」 とお店のお姉さんが言ってた通り、お腹が空きすぎて原宿→ 渋谷間をタクシーで移動。今歩くのとか無理~(ギャル?)渋谷で飲んでたら突然友達が「ねぇすごいいい匂いするけど、これって私たち?!」って言いだすからびっくりした。違う。 だって私たち作ってからボトル開けてないし。今完全に無臭だよ。そんな恥ずかしいこと大きな声で言わないで。もういい匂いがする自分に酔いすぎてるんだわ。

 

その後、久々に会った友達夫婦の旦那に「どっちがモテる匂い?エロい?」 って質問攻めし「どっちもどっち」という、え、 私たちの香水作りの1時間なんだったの…? みたいな身もふたもない事言われましたけど、今我が家では恭平の横に鎮座させ、家出る前にしゅっとするキラキラ女子やらせてもらってます。この一連の動作にうっとりしてる。

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気温が上がり、これだけ纏って眠るようになったら「マリリン」に改名するつもりなのでよろしくお願い致します。