夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

働きたくない私のライフハック

毎日毎日職場のある渋谷で降りる度、「まじでここに末澤くんがくるの?」とあと約3か月もあるのに、 全然自我が保てないでいます。そんでわかってることは7月に舞台が終わったらきっと渋谷という街がものの見事に灰色に見える、ということ。

 

ただでさえ普段は平日は灰色に見えるんだから、これはもうしょうがない。 週末だけほんのりとシャンパンの匂いがするけど、末澤くんが舞台をやっている3週間ぐらいは毎日むせかえる程のシャンパンの匂いがするので。やばいよね。 疑似泥酔して仕事行くことになりそう。


相変わらず仕事が嫌いです。働きたくないです。

不労所得と遺産だけで生きていきたいと思っています。もう何年も「私がオタクじゃなかったら絶対に働いてないのにな… 」と思っています。そこそこ大人になったのに労働という三大義務のひとつに対してずっと反抗していたい。ついでに納税も。息してるだけで金がかかる世の中。 そんなくそみたいな社会人を早10年以上やっているわけです。20歳で社会人になってから一度も「仕事が好き」「 仕事が楽しい」と思ったことがない。まじでずっと嫌々。仕事が楽しい人から見たら可哀想と思われるかもしれないけれど、仕事が楽しいって言う人をうらやましいとも思わないので、  どっこいどっこいだなって思って渋々働いて一定の賃金を得ています。

 

しかしながら、さすがに10何年と社会人をやってると、そこそこの処世術も身につくわけです。世界一ためにならない処世術、とくとご覧ください。


その①「愛想笑い」

私がこんなひねくれて嫌々仕事をしていること、会社にいる人たちはまじで気付いてない自信がある。回ってきた仕事に笑顔で「はい!承知しました!」何か相談されたら笑顔で「またお声掛けくださいね!」いただいた何かに笑顔で「ありがとうございます!」つまらないお世辞に笑顔で「またまた~」と、 いよいよ何とも思ってなくても笑えるようになったので、 アイドルや俳優が撮影で「笑ってください」 と言われても笑えないと言ってるのを見てなんて素直で傲慢なんだ !とすら思う。私の方が向いてるんじゃない?最近の若い子( 言い方)は会社で我を出すことも多くて、うらやましい反面今後やっていける? と心配になったりするわけです。 世の中が変わってきているから大丈夫なのかな。大した仕事もしてないのにいわゆる「花添え」要因でランチや食事に連れていかれる人生です。これは私が華やかだからとかでは決してなく、「場を持たせるためにとりあえず笑っててください!」というご依頼だと思っています。フェミニストからしたら、そんな花すべてむしってやらぁ!!って癇癪をあげたくなる事案だと思います。業務で評価されてるわけでもなく、ただのお囃子要員ですからね。 でも、仕事をしたくない私は愛想笑い(だと思われてるか思われてないか不明)を過大評価されてることはわりとラッキーだと思ってる。 おっけーおっけー!空気読んで笑って酒飲んでればいいんだよね? !超得意!となる。実際まじで得意。 好き嫌いは別として今思えば水商売は天職だったなって実感してるぐらいには別に苦痛じゃないんですよね、自我を隠すことが。 私の愛想笑いが誰かのためになるならいくらでも差し出す。 安いもんよ。たまに表情筋あげすぎて、数少ないプライベートでも仲のいい会社の子には「はらみちゃん、また口角固まってる!ロボット化してる!」 とご指摘を受けますが、最近はマスク生活なので、 目だけ笑うという特殊技能も身に着けました。目が笑ってない、の逆を行く、目だけ笑う。目の筋肉どうなってんだろ、 死んでんのかな。


さぁさぁどんどん行くよ!

 

その②「 見た目を褒める」

これはセクハラ一歩間際かもしれませんが(  男性がやったらセクハラらしいね)愛想笑いが効いているので、正直嫌がられてないという自負がある。標準能力①とのかけ合わせ技の「見た目を褒める」これはもう息をするようにできる。 とくにおじさんに対する効果抜群。おじさんになると業務を指示する側だから、おそらく褒められることっていうのがどんどんなくなってるんだろうな、というところを突く技です。何も露骨に褒める必要はない。かっこいいとか容姿のことは絶対に言わない。「〇〇さん、 その色お似合いになりますね。」「〇〇 さんのジャケット素敵ですね。」そんなもんで十分( これは水商売の時もかましまくった技) 女性ならもっと大げさに行く。「素敵なワンピースですね! そういうの欲しいと思ってたんです!」とか全然言っちゃう。 これぜーーーんぶ嘘!ってことも平気で言っちゃう。 社会人になると嘘つきになります。これはまじ。

 

でもこれ不思議なことで、自分が言われて、いや、お前嘘だろ!! って思ってもどっかで嬉しいんだよね。 賞賛の詳細じゃなくて賞賛そのものがお世辞でも嬉しかったりする。鬼殺しならぬ褒め殺しのはらみなので、最近褒め返しを受けることもある。嘘だろって思ってても体が正直なので嬉しい。会社でのコミュニケーションなんてそんなもんじゃない?まぁ人によっては八方美人と受け取る人もいるんでしょうが、 社会人生活を円滑にするためには八方美人は最大の褒め言葉です。 もともと嫌われてる人にはこっちも嫌いですよのスタンスで仕事するけど、わざわざ嫌われに行く必要はない。会話がないな… って人に対してもおすすめの技です。褒めてこ!褒め代謝あげてこ!オタクって褒めるの絶対うまいと思ってる。 毎日自担のこと褒めちぎってるし!「一日一褒」掲げてこ!

 


しかしこれだけだとひどく軽薄なやつと思われかねない。愛想笑いしてへらへら褒めてるだけだもん。 まあ私はそれで全然いいんだけど、 賃金には愛想笑い費も含まれると思ってるし。  

 

ここで効くのが、その③「とにかく業務は手早く」 

私は本当に仕事が早い。回ってきた仕事に可能な限りすぐに手を付け回送することにしてる 。納期も聞かない。即納したいレベルで頭を最大限に動かし、オタクとして培ったノウハウをフル活動し、そこらのウーバーイーツより早く「お待たせしました!」 心の中では待たせてねぇけどな!と思うことも忘れずに。 私まじすごいって思うことも大事。仕事が早いだけで、軽薄なだけのやつというラベルは外される。

 

この3つのライフハックを重視し、働いてるわけですが、 別に誰かのために、愛想笑いしてるわけではないし、褒めてるわけでもないし、 業務を迅速に遂行しているわけでもない。 あくまで自分のためライフハックです。 社会というとんでもなく興味のない世界に身を置いて生きていくためには、できる限り息を潜めて機嫌よく生きていたい。 愛想笑いして人のことを褒め、 面倒臭いいざこざを避けられる。 仕事を手早くすることで定時になったら誰よりも早く会社を出れる。私は病気レベルで残業が嫌いです。 明日できることは進んで明日やります。

 

誰かに気持ちよく仕事してもらいたい。誰かの役に立ちたい。そういった類のことは微塵も思ってないのが事実です。 しかしながらこのライフハックで私はめでたく「会社でよく笑ってる仕事の早い人」 というラベルを貼られることに見事成功し、職場の人が逆に扱いやすい( 言い方)会社ではらみさんは優しいと言われることもありますが、それ裏を返せば、職場の人には一線を引き、 興味がないからなんですよってほくそ笑んでる。ふふふ。 騙されてる。

 

もちろん職場の人が嫌いとかではない。わりかしいい人ばかりだし。でも備え持った労働嫌いがあるから、やっぱり自分が過ごしやすい環境を整えることに重きをおいてしまうのです。だって、この3つを実践してきたおかげで本当にやりたくない仕事とか、突然の休日出勤要請も堂々と断ることができています。 基本はいはい~と業務を断らずニコニコ受け取る分、「これはできません」の呪文が効いてくる。こういう時「会社用の私」 という下地を作っておいてよかった~って思います。 あなたたちのためじゃなく、すべて自分を守るためのライフハック、が、 結局誰かのためになってたらまあラッキーだしね。

 


だから休みの日に集まって仕事の話をするアイドルのことをたまに 「おい、正気か…?」と思う時がある。休みの日はちゃんと休みな?って私という労基が旗をあげそうだけど、彼らは私みたいに仕事嫌いじゃなくて本当に好きなんだなって思うと胸が熱くなる。きみたちの休みの日までも搾取してごめんとすら思う。でも、 休みの日でも何でも仕事のことを熱く語り合うきみたちが、ことあるごとに素晴らしいステージや大きな仕事を与えてくれるから、私は嫌でも仕事をし、稼いだ金を君たちに使えるわけです。 働きたくない私が、社会人として世界に馴染み、表面だけでも「社会適合者」という膜で包んでもらえ、 端くれ者にならずに済んでいるのは紛れもなくきみたちのおかげです。だからもう少し頑張ります。 アイドルのおかげで社会と繋がっています。会社はアイドルに感謝しろ。

 


もうすぐ4月。新社会人の方がこのブログを絶対に読みませんように… と思いながら、最初から「自我を隠す!」 と決めちゃうとそんなにつらくないよという小さなアドバイスを込めてお送りしました。女はみんな女優ですからね。私は会社用の自分を見事に演じ切る自分にアカデミー賞をあげたい。

 

 

 

 


ちなみに、生まれ変わったら末澤くんちのsenaか、 飛貴んちのジャスミンになりたいと思っています。 温室育ちのトイプードルがこの世のトップに君臨すること間違いなし。