手作りうちわへの道は獣道
年末、順調に散財してます。
年末だし、メモ代わりに今年買ってよかったものでもまとめようかな～って思ったんだけど、私の散財って、いけぇ～～！！やったれ～～ ！！！と大きな額のものを買うとかじゃなくて、やれamazon、やれZOZOやれエルショップ…って細々買ってると、え…？不正利用でもされたん…？って額のカード請求書が来るタイプ。その請求書すら正直ここ10年以上見てない。給料はカード引き落とし後に確認してる。それが本来の手取り。3年ぐらい前の年末、引き落とし後の口座残高が1万切っててさすがに笑った。元気元気。私の口座は活きがいいんだなぁ、っていう、要は、買ったな～！買ってしまったな～！っていう実感のないまま、気づいたら物が増えてるってやつです。最近まで渋っていた電子書籍も手軽さにはかなわない… と思いバンバン買ってる。 指一本で買えるから躊躇いがちなハードカバーですら1秒で買ってる。怖い。だから最近街で買い物するときはあえて現金使っています。キャッシュレスの世の中を思いっきり逆撫で。逆走。なんでそっち行く？！的道を、うるせーー！！って驀進してる。だってお金払ってない感覚に麻痺してしまいそうなんだもの。カード怖いんだもの。何て言いながら、いいなと思ってたワンピースが40％引きになってたのでなんかあんまよく見ないで指で購入しました。さっき。ボヤッキーも驚きのポチっとな。そういうこと。現金使わないってそういうこと。ATMで眠ってる現金だってお日様浴びたいはず。そろそろ諭吉から栄一になっちゃうから、諭吉がいなくなる前に、 これが日本の夜明けぜよ…と外の世界を見せてあげたい（ 時代背景めちゃくちゃやがな）なのに、無常にも令和に馴染んでしまったので、カードや指で決済してしまう。買った感覚がほぼない。 気付いたら今畳んでない大きめの段ボール４つぐらいある。なのにこの箱なんだっけな…ってなってしまう。だから散々買い物してくせに今年買ってよかったものは特にない。 メルカリで買った金髪の末澤くんのうちわぐらいかな。
そう。うちわ。うちわ問題ですよ。
世間一般の人が思うジャニオタ神器のひとつに「顔や文字が書いてあるちょっとでかめのうちわ」 があると思っています。顔うちわは公式ですね、もう、そのぐらいは常識。元担のうちわを後生大事に持っておくタイプではないので、 普通にバーベキューに持ってって、暑さしのぎや煙にまみれさせたりもしてる。いいのよねぇ、でかいし立派だしかっこいいし（かっこいいっつってんのに灰まみれにさせる人） 実家で手巻き寿司やるときは酢飯を混ぜるためにお世話になりました。イケメンから吹く風で作る酢飯はいつもより品がよかった。
さてそうなると、次は手作りの文字うちわですよ。手作りの…文字…うちわ… これが非常に難題です。おぎゃあと生まれた瞬間からジャニオタという王冠を頭に載せて落とさないよう背筋伸ばして生きているのに、私は手作りうちわを手作ったことがありません。 顔うちわ一辺倒でやらせてもらってます。すごない？これ、わりと周りのオタクに驚かれるんだけど、あのね、ないもんは、ない。なんでないの？！と聞かれても答えはひとつ
「知らんがな。」
先に言っておくとね、決してめんどくさいわけじゃない。等身大パネルやドラフトカードを意気揚々と作れるオタクが、もしかしたら担当の目に入るかもしれない… という手作りうちわを作ることを面倒くさいと思うわけがない。そして手先がめちゃくちゃ器用ってほどじゃないけど、決して不器用ではない。作成するという能力は備わっている。では何が致命的に欠けているのかというと、圧倒的にセンスがない。ベースの色は？文字の色は？文字体は？ なんていうメッセージで作るの？サイズは？などなど、そういう細かい想像力が圧倒的にない。 私が作ったところで圧倒的にださいものが出来上がるのは目に見えている。会場のオタクをざわめかせる自信がある。あと、作り方がわからない。 みんなどうやってあの文字を拡大して作ってるの？パソコン？今ってスマホでもできたりする？え、てかそもそもうちわってどこで買ってるの？夏、街で配ってるうちわって、 私が知らないだけでもしかしてジャニーズ規定サイズだったりする ？
顔うちわだけをクリスチャンの十字架みたいに胸元で持ち、片手で双眼鏡で丸の中に自担ロックオンが私のスタイルで、Snow Manのコンサートに行くまでペンラインとすら買ったことがない ようなオタクです。うちわ、ペンラ、 双眼鏡って物理的に手が足りんわ。2本じゃ全然賄えないんだけど、みんなどうしてんの。腕収納式？ それどこで売ってる？手作りうちわの前に収納式の腕欲しい。
でもな～作りたいな～センスがな～手作りうちわより、 収納式の腕より、今私が1番欲しいものってセンスかもしれないわ。センスって、伊勢丹でカードで買えたりしないかな。高額請求されてても、見もしない請求書になど、さほど驚かない。なんなら、今年最後の散財にしたいし、買ってよかったものとして、堂々とおすすめしたいよ。
