夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

だから私はメイクする。【赤い口紅に魅了された女】

たまに訪れてる、ジャニーズ関係のない、ただの自慰的ブログです。珍しく女子っぽい話をします。

 

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

 

内容紹介

おしゃれ、好きですか?

大好きな人も、苦手な人もいる「おしゃれ」。
本当は楽しみたいはずなのに、社会から要求されているうちに、嫌になってしまった人もいるかもしれません。

化粧、ダイエット、エステ、整形、ロリータ、パーソナルカラー診断、育乳……。
さまざまなジャンルのおしゃれに心を奪われた女性たちが、ファッション・コスメへの思い入れや、自身の美意識をつまびらかに綴り、それぞれが「おしゃれする理由」を解き明かす匿名エッセイ集です。

この本がおもしろくて!お洒落やメイクをするのに理由なんかない、ただ、好きだからだわ、と思ってたけど、好きだからにも枝分かれがあったり、いろんなシチュエーションがあったり、自分のため、他人のため、何かを探して、お洒落やメイクをする女たちってまとめて全員美しいと思った。私も、おしゃれ、好きです。可愛いより優しいより、おしゃれといわれるのが1番嬉しい。まぁ、可愛いも優しいもおしゃれもそう言われないけど。1番言われんの、やばいね、だけど。シャ乱Q、ズルい女の続編でヤバイ女出さないかな(今更)

 

お洋服に関しては会社も規定はないので好きな服を着ていきます。もーね動きやすさは二の次。モデルだったら100点だけど、一般社会人としては0点の答え。会社にロングワンピとか全然着る。1番好きなアイテムはロングワンピです。特に長袖の。ロングワンピだけで過ごしたいぐらい大好きでたくさん集めています。だからもはや人から見た時私印象いつも変わんないんじゃないかと思うわ。まぁまぁ濃いピンクのロングワンピとか着て普通に出勤とかしてる。今日、なんかパーティ?とか普通に聞かれる。多分、やっぱりやばいやつとは思われてる。けどもはやおかまいなしです。仕事はちゃんとするから好きなもの着させてね、っていう。まぁ年齢的に膝上の服は着なくなったわ。ひらミニとかたまらなく大好きだったけど。

 

メイクも好きだけど、どっちかっつったら、早く終わらせたい。いや、ちゃんとするんだけど、そんな凝ったことはしないし。昔は馬鹿みたいに時間をかけてた化粧も今じゃ15分あれば完璧に終わる。多分工程が少ない。コンシーラーだのシェーディングだのをしないし、まつ毛もエクステに頼ってるから、友達と旅行行っても、だいたい人が終わるのをぼーっと待ってるタイプ。コスメのこだわりもほんとにない。ただ口紅が好きで。グロスもティントも全部含む、口紅類が大好きで。ほんと唇は1個しかないのに、口紅採集が趣味すぎて困ってる。

 

もともと、口紅って全然塗らなかった。唇に色味がなくても気にしなかったんだけど、美容雑誌のライターをやっていたお洒落な先輩に、ハラ美ちゃんは唇が可愛いから生かしたほうがいいよ、とアドバイスを受け、お洒落な先輩がいうのは間違いないな、と、ちょろい私はいろんなカラーの口紅を買いました。服に合わせてみたり、メイクに合わせてみたり、唇ひとつでこんなに変わるのか、と思ったけど、何かが違う、私がなりたい顔はこの色じゃない、と試行錯誤をしていました。そして、そんななか出会い、今の私の美意識と執着があるアイテムは何かと言われたら間違いなく赤い口紅。大好きな赤リップ。20代の頃はちょっと抵抗があって。塗ってみたいけど、見ないふりをしてたっつーか。なんか赤リップの流行りのはしり、みたいな感じだったから、恥ずかしいし、赤って絶対平たい顔族は似合わないよなぁ、赤い口紅って可愛いけど、おばさんっぽくないかなぁ、って敬遠してたんだけど、30歳の誕生日のプレゼントで、エスティローダーの赤リップをもらって。気になってた自分、敬遠していた自分、30代への突入、そのタイミングでもらったものだから、これは試してみないと!と思い、初めての赤リップ体験。エスティローダーの赤リップが私にがっちりハマりまして。もともと顔が白目だから、赤がうまく映えてくれて、あ!これだ!これが私のなりたかった顔だ!と、赤リップで見事に開眼。平たい族の顔面にポッと咲いたチューリップみたいな赤リップにすっかり魅了された私はいろんなメーカーの赤リップを買いあさりました。もちろん使い切れてません。

 

ピンクやコーラルももちろん大好きなんですが、なんかこう男受けしなそうな口紅の色が好きです。阿部くんが見たら絶対引きそうなやつ。それ唇に乗ってていい色?ってまじレスされそうな色が好きです。淡いピンクより、フィーチャーピンクが好きだし、(ルージュ ヴォリュプテ シャイン49がどピンクでお気に入り)そんなフィーチャーピンクより、パッキリした赤リップが好きです。自分が強くなった気になるし、実は少し美人になった気もする(もちろん気だけ)赤い口紅は大人の証っていまだに思っちゃってる時代錯誤の女です。流石に会社にパッキリ赤リップは塗れないけど、オペラの赤をラフに塗ったりしてます。男受け、めちゃくちゃ気にするけど、つまらない男受け淡いピンクを塗ってるよりも、自分が魅了された男受けしない赤リップを塗ってる私は、きっといつもより可愛いと思うし、きっといつもより楽しそうに見えてるはず。

 

今じゃファンデも塗らず、眉毛も書かずに近くのランチや、夜遅くの呼び出しに行く時も、ただメガネだけかけて、赤リップだけ。唇以外は防御してない丸裸なんだけど、唇だけ妙に戦闘能力が高い。唇に真っ赤が咲いてるだけでわりかしちゃんとした風に見えるという自論を通している。そしてそれを、ハラ美っぽいね、と言ってくれる周りに感謝。赤リップのイメージ付いてきて嬉しい。まぁ、こんな赤リップばっかり買うと、同じ色じゃない?と言われるけど、違うんだよ…!同じ阿部くんでも、かっこいい阿部くん、可愛い阿部くん、大人しい阿部くん、オラオラな阿部くん、と100通りの阿部くんがいるように、同じ赤のリップでも私には全部違う。艶っぽいのやマットだってあるんだから…!だけど、それは私がわかればいい。今日の赤は休日の赤、今日の赤は男の赤、と自分だけの秘密のように楽しんでいきたいものである。

 

流行りが廃れても、私は赤リップに魅了されたままずっと塗り続けていくだろう。そして死化粧でも淡いピンクやベージュじゃなくてギラギラした「最期の赤」を塗ってもらいたいと思っている。最期の赤に相応しい赤を探すまで、私の口紅採集は終わらない。