夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

「かわいい」と多様性

「かわいい」って良くも悪くも、便利な言葉だなって思っています。もうね、語彙力がないから、なんでもかわいいって言っちゃう( さすがに料理とかには言わないけど)知らない間に私の中にフワちゃん住みついてるっぽい。私の中のフワちゃん、私より自我強くてビビる。胃の中とか写真撮られてたりして。はーじゃなくて、かわいいよ。ドンピシャに好きなデザインの服見て「かわいい」 子犬や子猫の赤ちゃん見て「かわいい」そして、推しを見ての「かわいい」


『自担がかわいい』


推し飽和状態だから、もうまとめて自担たちって言葉をあえて使うけど(そうなの、 実はまだ誰を担当と呼んでいいのかわからないでいるの) 自担に対しての「かわいい」という感情が非常に複雑で。 今はもう境界線がグラデーションになってるから、もしかしたら性差になってしまうかもしれないけどイメージとして 「かわいい」って女の子に使うお言葉であって男の子には「 かっこいい」 っていう表現がしっくりくる時代があったわけじゃないですか。それを今平気で男の子に「かわいい」って使ってる。そんでこの「かわいい」 が容姿だけに使っていないというなんかもう非常にやっかいな「かわいい」です。


人には人の「かわいい」があって、それが多様性の世の中で当たり前の情景であり、多様性じゃなくとも、人の考え方を否定するのは絶対に違うし(とんでもない犯罪行為言い始めたらめっちゃ否定するわ)(そこはさせて)でも人間だから頭や心の片隅で、この「かわいい」 の方向性が自担の「かわいい」 のイメージになっちゃうのはなんか嫌だな、って思っちゃったりするわけです。もちろん私の「かわいい」 も誰かはそう思われてるってことも承知で。わがままと傲慢がつきまとうご時世。


じゃあ、私の「かわいい」はどの方向性なのかなって思うと『【 男】という性別であることが絶対条件である中に見える【男】 としてのかわいさ』なわけですよ。まぁ多分これが普通のかわ… あ、ダメダメ、世の中に普通なんてないんだからな! 私は自担をたまに愛玩動物のようなかわいさ】 と思うことはあっても(たまにってか結構思っちゃってるけど)( ワンコ系大好き)【女子アイドルのようなかわいさ】 は思ったことなくて。いや、どう考えても男だしな? ってなっちゃう。いわゆる【姫ポジション】 みたいなかわいさを自担に求めないなって思って( ただし瑞稀に関してはたまに「みじゅきおひめさま~~~!」とトチ狂うことがある)

 

ついでに治外法権よろしくでやってるのであざとい男もそんなに好きじゃない。てかあざといブームが好きじゃない。あざとくて何が悪いの?って、いや、誰も悪いとは言ってないんですけど???? って斜に構えちゃってるとこある。 こんだけジェンダーニュートラルが主流の世の中で私はまだ「男は男らしく」 を第一に考えちゃってる古き悪き人間なのであります。

 

 男としてのかわいさってのもなんかざっくりしてるけど、ほら、西島秀俊とか大沢たかおとかがさ、くしゃっと笑うと、あ、かわいいって反射的に思ったりするじゃないですか、あれよあれ。 にっこり笑う男の子よりくしゃっと笑う男の子のほうが、「男の中のかわいさ」レベルは高い。 ましてやこれが少年忍者レベルの未成年になると『思春期』と『 変声期』という青春補正がかかってしまって、いよいよ生態に対して「かわいい」と思い始めるわけです。 そこをまとう空気がかわいいって思うのってこれオタク特有だったりしない? 推したちが何人かでじゃれあってる空気がもうかわいい。発言がかわいい。生きざまがかわいい。ここまでの努力が奇跡がかわいい。踏ん張ってる姿がかわいい。 切磋琢磨してる涙の結晶がかわいい。あ、なんか結局うまく伝えられないから「かわいい」 で誤魔化してる気してきて気まずい。てか思い出したんだけど、 私自分の良すぎる容姿に無頓着な男が好きなんだった。もちろん最大限活かしてる男も最高に好きだけど、昔から「イケメンなのに華がない人」に弱い。それも一種の「かわいい」 う~ん、だから「かっこいい」じゃなくて「かわいい」を自覚し、活かしてる人が好きじゃないのかなぁって思うけど、あれ? これを世の中はあざといっていうんだっけ(パニック)


性別が違う以上、一生をかけても思考や嗜好(あ韻踏んだ)はわからない。どうしたって同性目線で「かわいい」とは思えない。異性としてのかわいげの部分が見え隠れした時に、私のかわいいレーダーは反応を示すわけです。だってこれ、対同性には絶対反応しないもん。対同性への「かわいい」なんて容姿以外なくない? 生き方や女同士の切磋琢磨に対してうんともすんとも言わないもん。興味ないわ。

 

一生かけても理解できない「男」である自担を有限の時間の中で追いかけるのが好きなんだと思います。ちなみに、かわいい…と思うと、金払いたくなる奇特な性質は我ながらいかがなもんかと頭を抱えることも多い。あ、かわいい…(チャリーン)

 


ちなみに可愛いのウィキ引いて一番共感できたのはこれでした↓

 

「愛すべき」対象の適用範囲が、 単なる外見にとどまらず性格やイメージに関してまで広がったこと により、対象に対して敵意を抱く要素や威圧的な要素がなく、 自身の心を和ませる美点を持つと判断された場合に使われるように なったことによる。 


なんかもう私が言いたかったことこんな1行でまとめてあるウィキすごい。これ書いた人誰?ニーチェの生まれ変わりだったりする? 対象に対して敵意を抱く要素がないってまじでそう~~~ 100万ファボ~~~!!!腱鞘炎になるぐらいファボ~~~!! !!


まあでもね、やっぱこの時代、今まで当たり前の顔をしていた「男女という性別」が曖昧になってきてるし、 誰が誰かのことをどうかわいいと思おうが、性別を超え「人間」 としての感情だから、みんな違ってみんないいよなぁって。 私には私の、あなたにはあなたの、誰には誰かの「かわいい」 がある。かわいいは多様性。 自分のかわいいが正しいわけじゃないけど、間違ってもない。


ただ、私としては、今後も自担の性別が男である以上、男してみるのは当たり前、その中でそっと顔出すかわいいの部分を大げさに慈しんでいきたいなぁと思っています。私のかわいいスタンスを守っていきたい。(ちなみに友達は自担に対して「かわいい」感情が作動しないらしく、それはそれで実に興味深い)


つまり、何が言いたかったのかというと、末澤くんのことが男として好きで、自分が女でよかったなぁと再確認をしたって話でした。

 

 

 

なげぇよ。