夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

【THE BOY FROM OZ】心を込めてI love you、too!!!

東京終わっちゃいました、オズ


いや~~!早かったオズ!まじで早かったオズ!(語尾にすんな) なんだってそうだと思うんだけど、始まるまでは必要以上の高揚感に捉われて、まだかなまだかなと初日を指折り数え待ってるんだけど、いざ始まっちゃうと驚きの疾走感で終わっていきますよね、ほんっとうに!!!渋谷に慣れてても、特に用事なければヒカリエなんてこじゃれた施設全然行かないのに、行ったところで東横のれん街でデリ買って帰るぐらいのもんなのに、なんかもう2週間弱で3年分ぐらいのヒカリエ行った気がする。

 

そんな東京公演が昨日で終わってしまったので、渋谷に末澤くんがいる!! という緊張感から解き放たれた渋谷はいつものどぶ色のきたねぇ街に戻りました(渋谷に謝って)もう末澤くんがヒカリエにいないという事実が非常に寂しいです。 なんだか私もどぶ色になった気がします。逆戻りのシンデレラ。まさに灰かぶり。ガラスの靴なんてありゃしないし、カボチャに至っては食うもの。あんなもの乗るもんじゃねぇ。食うもん。


感想をうまくまとめる力がなく、舞台に立つ末澤くんの素晴らしさを何一つお伝え出来ないのがすごい悔しい。私の口から出る感想なんて、金を払った意味とは… となるぐらい見ても見なくてもわかってる「末澤くんかっこいい」 以上。どこに至って顔面至上主義。それが私。大阪公演残ってるのに普通にネタバレみたいに話をしてしまう。 それが私。私が好きだったグレッグのシーンをまとめます。


◆2幕冒頭


ピーター(坂本くん)「行くなよ、」


グレッグ(末澤くん)「行かなきゃ、」


これが舞台始まって95分(1幕+休憩20分) お待たされたグレッグの最初のシーン。最初の発音。 空気の冷えた寒い冬に、ぴりっとした北風が窓から入ってくるような、まっすぐで鋭い「行かなきゃ、」末澤くんの分析でグレッグは不器用な男の人という像を、「行かなきゃ、」 の初手の一言で観客に理解させるすごい声のトーンでした。 だって本当に私この一言のトーンで、あ、この男は絶対に気の強い俺様タイプだなって思ったもんね。絶対にネコだけど(やめてまじで)ピーターとのやりとりで「はいはいはいはい、」って言うところともあるんだけど、そこもめっちゃ好き。この後に坂本くんとデュオを始めるんですが、 いつもの末澤くんの武器であるハイトーンを封印し、 でもその分重低音強化がされ、喉にウーハー積んでるんか、てぐらい末澤くんが重低音で歌うと周りの空気が小さく震えるなって思った。ピーターに「かわいいなって」 って鼻をつんっとされてキレるところ、まじでピーターを解釈一致。末澤くんの怒ってる顔、かわいいよね。 怒らせてみたいって思った男の子は初めて出会った。私って、ピーター?(違います)1幕でジュディのことを「悪夢」 と呼んだピーターが2幕でグレッグに「悪夢」 と言われるのもなんかピーターのマインドが垣間見えてよかったで す。


◆ピーターとグレッグとディー(MG)のシーン
ディーがピーターに「誰か女優と結婚して俺を楽させてくれよ」と嘆く→ピーター「してたよ」の時、 グレッグがピーターを肩付近を「やめとけ、」 みたいに宥めるんだけど、ここのグレッグが不機嫌顔なのは、ビジネスパートナーとして「MGに余計なこと言うな」なのか、 恋人として「昔の恋人のこと思い出すな(嫉妬含み)」 なのかいつも考えていました。 この後ビジネスの話になってすぐ誇らしい顔するから業務上の顔だったのかもしれないけど、 グレッグの小さなヤキモチだったら可愛いな~~(めろ) ピーターの今後のキャラをプロデュースし、 今までになかった衣装を着せられた彼を見てディーが頭を抱える横で「ベイビー、スマ~イルッ」 っていうグレッグめっちゃよかったな。 ベイビーなんて単語日常使いするのは花輪くんぐらいだから、末澤くんも口から「ベイビー」って聞けるなん思わなかった。ディーと歌うシーンのお顔、覇者みたいな顔してて最高。 広告屋のキャリアを捨て、恋人である落ち目の歌手のプロデュース業始めるなんて、グレッグまじでピーター好きすぎじゃない? 愛以外の何でもないな。


ラジオシティ上演後
OZ内で個人的に1番好きな演目がピーターが白のタキシードでピンクのキラキラ衣装のロケッツのお姉さま方と一緒に世の中のすべての絶頂を集めたように高揚感満載で「Everything Old Is New World」を歌い上げるこの圧倒的幸福感のあるシーンなんですが(ラインダンスも、最高。坂本くんの白タキシード、結婚。)(ださめの韻を踏むな)歌い終え、すごく満足そうなピーターに向かって「最高だよハニー!」 と駆けてきてそのままぴょんっとピーターに飛びつく喜び満載のグレッグ。 ぎゃ~~~~かわいい~~~!!! 末澤くんはご存知の通りすごく小柄なので、 誰に対してもお手軽に抱っこちゃん状態になるところがたまりません。ベイビーと言ったりハニーと言ったり、ピーターのことが本当に愛おしい存在なんだろうなぁと思います。 スイーティなんて呼んだ日には私の口から何か出そう。なんか、どろんとしたもの出そう(汚い) ピーターのママともすごく良好な関係を築けてるんだろうなというのも感じるし、多分ピーターとグレッグが公私ともに一番幸せな時間を過ごしてる時なんだろうなって思います。ママが歌いだす「 Everything Old Is New World」にディーが乗って、ピーターに促されてグレッグも混ざるんだけど、初日は記憶が確かならば、促された後「え、俺も歌うの?いやいやいや」 って感じで混ざったんだけど、 最後の方は促されてジャケットの襟をピッとただし、得意げに混じってくグレッグが大好きでした。この振りもコミカルでファニーで超超よかった~~~ 黒タキシードに蝶ネクタイのグレッグ、やっぱりヒカリエ発祥のミッキーマウスかと…


◆病気を告白するシーン
体調のよくないグレッグがテーブルに素足を乗せてる場面があるんですが、えっと、もしかして、まだ素足で地を踏んだことなかったりする? ってぐらい足の裏が綺麗。とても27歳の足の裏と思えない。まさか毎日ターンオーバーしてる? もちもちふかふかの高級食パンと同じ素材だと思う。ジャム塗ってむしゃぁって食べたい。 自分が死ぬことわかってるグレッグ。「まだ起きてないことがすでに懐かしい」というこのセリフ、上手く言えないけどめちゃくちゃに響いた。経験したことないはずの感情なのに、 なんか知ってるなって思った。一貫してピーターに対して可愛いところや甘えたところを出さないグレッグの死に向かうことへの恐怖を、ピーターの歌声が包み、泣き叫ぶわけでもなく、 自分が死ぬことを受け入れたわけでもなく、でも、 決まっている運命に逆らう気力もなく、 ただピーターの腕に抱かれて絶望と向き合うグレッグ。 切なすぎる。そして美しい。一気に地獄に突き落とされた二人を見守るしかできない自分が悔しかった。ぎゅうと抱きしめあったあと、身を離し、最後まで触れていた指と指をすっと離していく指先の所作が美しすぎました。ピーターの口から語られる死に際が、2幕でずっと見てきたグレッグの性格と解釈一致すぎて、死に際の絵がすごくよく浮かびました。グレッグお疲れさま。 最後まで強くて最高にいい男だったんだね。


◆I Honestly Love You, The
グレッグのソロ。寂しさのあまり、グレッグの幻想を見てしまうピーター(って解釈であってる?)最近、末澤くんの声でゴリゴリロックな歌を聞くことが多かった中、澄んだ水のような透明感と、細く柔らかいのに決して埋もれることのない、なのに、場面の邪魔をしないしなやかな歌声がシアターオーブに伸び伸びと響き渡り、末澤くんではなくグレッグとしての思いを歌に乗せているのを贅沢に受け取れる究極の愛シーンです。死への恐怖と苛立ちを見せた緊迫のシーンとは違い、表情も声も言葉もすべて優しくて、本物の天使かと思った。「愛してるよ、」とピーターに語り掛けるグレッグ。 こんな幻想見たら、私、一生グレッグの愛の呪縛から離れられないまま死んでいくな…って思ったけど、これ、ピーターもそうなはず。グレッグが最後の男なの、本当に羨ましい。

 


末澤くん自体の出番は2幕からだし、めちゃくちゃ多い!ってわけではないんだけど、それでもグレッグとして生き、そして死んで、出番がなくなってもずっと舞台上にはグレッグが存在してた。 姿が見えなくても、ずっとずっと、 そこにはグレッグの魂があった。見えないところで存在や背景を想像させるのってすごいことだと思 っていて、末澤くんがグレッグとして生きてくれたから、 私はグレッグという人間を理解をし、そしていなくてもきっとグレッグならこういう生き方を提案したんじゃないかな、と解釈することができました。それを実感したのは、ピーターとライザ(紫吹淳さん) が2人で今後について話してる時、

 

ライザ「こんな時、グレッグならなんて言ったかしら、」
ピーター「…アロハシャツ着なよ、って言っただろうな、」


の、このシーン。一言ずつの一瞬のシーンなのに、グレッグがどんな性格で、どんな人生を生き、 どんな風にピーターを想っていたのかを、そして、もし彼が生きていたらどんな表情で伝えたのか、が、安易に想像できました。きっと薄く笑って、 ちょっと誇り高そうに上から言ったんじゃないかな~ と私は解釈したけど、この時グレッグだったら、どんな顔したと思う? って見た人と話をしたい。人には人のグレッグ( 突然の乳酸菌のテンション)


末澤くんが作り上げたグレッグ像と、私が受け取ったグレッグ像は違うかもしれないし、一生答え合わせはできないけれど、私が受け取ったグレッグは不器用だけど愛にまっすぐな最高にいい男だったと思う。 末澤くんがグレッグとして生き抜いた東京公演を一生忘れません。 ほんのちょっとだけ、いずかピーター側を演じる末澤くんを想像して泣きそうになりました。1幕最後のピアノの上で、あの、なんか、足は閉じて、両手広げて横向いてるポーズ…(あまりに説明が下手)でもあのポーズ決める末澤くん見たい。

 

本当に、極上の時間をありがとうございました。またひとつ、宝物が増えてしまって、この先もまだ増えるだろう宝物の想像までしてしまって、我ながらすごく単純で幸せだなぁ。でも多幸感は時として猛毒ともなるから、末澤くんを好きな自分に怯えながら、しばらくオズがくれた多幸感を噛みしめて、この思い出を食いつぶせるところまで食いつぶしてやろうと思って ます。ていうかなんで私大阪行かないの、まじうける。でも、まだ見たいな、足りないな、ぐらいがちょうどよく先を想像できるのかもしれないな~ほら、腹だって八分目がちょうどいいって言うしさ!!(例え方の下手さ選手権1位)(人はこれをやせ我慢という)


この夏の始めにグレッグに出会えてよかった。願わくば、来年も再来年も、またグレッグに会いたいです。もし会えなくても、きっと来年の今頃グレッグを思い出すんだろうし、 誇り高きグレッグを私は一生忘れません。 大好きをくれてありがとう。

 

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という、ネタバレ満載の感想でした~~~~(軽い人)大阪公演も大千秋楽まで誰ひとりかけることなく、 2022の初夏に「THE BOY FROM OZ」という歴史を刻めますように!関係者の皆様全員が笑顔で終われること以外、「これ以上、どんな望みがあるってのよ」←このピーターの言い回し、最高に大好きでした。