夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

東京タワーと『真夜中乙女戦争』

自分が思ってる以上に好きなんだよな~って人の代表が永瀬廉くんなんです。

 

普段特に意識して生活してるわけでもないし、 1日24時間の間に永瀬廉くんのことを考える時間はないに等しい。ただ意識をし始めると自分が思ってる以上に、この人のこと好きだな~って思いだす相手なのが、永瀬廉くんです。考えてみればキンプリ結成当初どころか、VS時代からこの中だったらどう考えたって永瀬廉一強だろ!って思ってたから、思った以上に好きだし、思った以上に根強い。


そんな永瀬廉くん主演の映画「真夜中乙女戦争」を23日に見に行きました。

 

原作やそれこそ原作本の表紙から、キーポイントは東京タワーだなと思ったので、これは見終わってから東京タワーが見える映画館がいい! ってことで、六本木まで行きました。意識高い。作中で、柄本佑(大好き)が【黒服】 という役名でずっと黒衣装を着ていることを知ってしまい(しかもYojiYamamoto!)では、あの、わたくしも…と、黒ワンピースで世界観に合わせたんですけどね、


1月23日
黒ワンピ
主演映画


この3つのキーワードがまるで蜀・魏・呉が集まり、さ、三国志…!!と、なるかの如く、見事に融合してしまい【永瀬廉くんのお誕生日当日に、永瀬廉くんのメンバーカラー漆黒を身にまとい、永瀬廉くんの主演映画を見に行く】という、ものすっっっごい永瀬廉くんの大ファンみたいなことしてしまった。誰も気にしてないと思うけど、これは自我の問題で、私が私で恥ずかしかったです。


映画の内容をレビューでざっと見た時に、あ~これは配信待ってもいいかなぁって思ってたんだけど、サイトをチェックした時の東京の夜景と、輝く東京タワーにすっかり魅入ってしまい、これはスクリーンで映像だけでも見たいなって思ったわけです。 私はなんだかんだで、東京タワーを中心とした東京の夜景が世界で1番美しいと思っています。

 

そんな感じでラフに見に行ったんだけど、想像以上に永瀬廉くんが良すぎた。 世の中をすべて諦めてるような死んだ魚のような目で淡々と語りだしたと思ったら、静かに怒りを秘めた目をしたり、憧れてる先輩に戸惑うような目をしたり、と、 静かな演技や受けの演技が本当に上手だった。私はドタバタラブコメディでもなく、 ヒューマンラブストーリーでもなく、見終わったあとに呆然としたり、変な虚無感が残る映画が大好きなので、そういう陰寄りの映画がよく似合う人だなって実感しました。東京を破壊しようととんでもないこと計画する中二病拗らせてる人しか出てこないようなヒリヒリと痛々しい青春映画の中で、 エライザ演じる【先輩】 と永瀬廉くんの恋パートは甘くて苦くて脆くて排他的で本当に美しかった。全然ハッピーじゃないのに、 こんなにも素敵って思うってなかなかないと思う。

 

あとラストシーンがまじでよかった。本当に本当にこれじゃなきゃダメだわってぐらい最後にグッときた。そこまで映画に明るいわけじゃないんですが、現時点で邦画で好きなエンディングの1位に躍り出ました。( ちなみにそれまでの1位のエンディングは「タイトル、拒絶」)

 

正直、好き嫌いは絶対ある映画だと思うし、誰かと見たあとに「 面白かっ…た?」「…ね?」とかなりそうないわゆる「全米が泣いた!」的な要素はないんだけど、個人的にめちゃくちゃに面白かったし、美しかったし、すごく好きな映画でした。多分中2病だからだと思う。未だに破壊衝動に苛まれる時あるし…(やばい)それにしても、永瀬廉くんは顔に憂いがある珍しいアイドルなので、この先、キラキラ少女漫画原作の実写より、文学的な小説の実写に出てほしいなぁ。キラキラしてないくすんだ役の方が、輝ける気がしてる。1番見たいのは「人間失格」に出てくる中原中也です。 絶対かっこいいもう好き(好き)


あと晶哉が友達役で出てるのもワクワクしながら見てたらまた絶妙 ~~~にチャラい男で(多分大学デビュー)晶哉の口から18禁みたいな言葉が出た時ふぁぁぁぁ…/// ってなった。いつまでも晶哉にうぶらぶ。イキってるこじまさやの大学生役一瞬なのに身が持たなかった… はぁ、でもあれが今の大学生なのか、そうなのか…。

 

佑さんは優しい役より暴力的で破壊的な役柄が大好きなので今作はまさに一番好きな佑さんでした~~~。俳優のなかで1番好き。2番目は成田凌。明らかにこいつ絶対やばい人だ… みたいな顔して口角を片方あげる表情が似合う人にコロッといってしまう…紛れもない中2病です。


20時過ぎ、映画終わって興奮冷めやらぬまま映画館を出て、六本木ヒルズを後にしようと見渡すと、赤く輝く東京タワー。見終わった余韻がプラスされ、近くで東京タワー見たいな… という衝動に駆られた私は六本木から芝公園まで夜散歩を決行。

 

外苑東通りをとにかくまっすぐ歩く。飯倉片町の交差点のあたりですら、ヒルズから見たサイズとは比べ物にならないぐらい近くなる東京タ ワー。ドキドキが止まらない。近づくたびに足早になってしまうのは、とにかく東京タワーにずっと魅了されているからだと思う。地元にはランドマークタワーという横浜を代表するタワーがあるけれど、東京にだってスカイツリーというさらに大きな新しいタワーがあるけれど、 それでも私は正直、そんなもの東京タワーには敵うもんかって思っている。これはもう恋のそれ。


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麓のベンチに座って東京タワーを見上げると、同じ光景を見たであろう永瀬廉くんが「スカートを覗いてしまったようなドキドキ感」と言っていたことを思い出す。本当にしっくりくる。 永瀬廉の感性すごく好きだなぁと思った。私もなんとなく東京タワーの性別は女性だと思ってるとこある。東京にいてよかった。東京が好きでよかった。変わらずずっと凛とした姿で東京を見守ってくれる東京タワーがあれば、私は強く生きていける気がする。イルミネーションとかそこまで興味がないのは、どんなイルミネーションも東京タワーに勝るものなしだと思ってる からかもしれない。いつか引っ越す時、次は東京タワーの近くに住みたい気がする。けど、 依存してしまいそうで怖い。ちなみに近くで見るのも最高だけど、街の風景に溶け込む東京タワーも死ぬほど好き。 点灯色は断然冬色派だけど、夏は夏でスタイリッシュでいい。すごくいい。自分の中で明確にパワースポットだと自認できる場所がこの世の中 に存在していることが嬉しいし、心強いです。守ってもらう気満々でいる。頼むよ。

 

まぁそんなこと言いながら、最近は『東京タワーだってあなたと見る通天閣にはかなわへん』 と思っちゃってることはひっそり心に秘めておきます。

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