夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

Honey,are you serious?

もともと薄情な人間なので、友達が少ないです。友達と遊ぶーっていうと、友達多いね!って言われるけど、固有名詞出すと、あぁ…って失笑気味に言われるぐらい同じ友達と遊んでいます。中高の友達はゼロです。ゼロってすごない?高校時代3年間大はしゃぎしまくった友達にももう連絡を取っていません。理由は特にないけど。高校時代楽しかったけど、戻りたいとは思わない。いつだって今が1番楽しいを更新したいです。まぁ戻るならめちゃくちゃ勉強頑張って、上智慶應か立教目指すわ。リアルビリギャルになる。

 

ただ、社会人になってから出会った友達は、学生の時の閉鎖空間での距離感で友達になるというより、解放空間での価値観というもので繋がれるから、より仲良くなることが多くなり、さらにはオタクとして出会った友達が最近めちゃくちゃ多くて。隠すもんがないから。同じ熱量でSnowManの話や飛貴の話に華を咲かせたり、担当界隈は違えどオタクとしての在り方が同じ人とは方向性の愚痴を言いながら飲んだりする。もうとにかく飲む。酒を飲めばとりあえずなんとかなると思ってるチョロオタ。オタクも二分方向に分かれていて、完全にオタクの話しかしないタイプと、プライベートの話もするタイプと、私はそのどっちも好きだ。オタクとして推しの話だけをして盛り上がってる時は私生活の悩みとか面倒なことはとりあえずどうでもよくなるし、私生活の相談をしたら、周りの人とは違う答えが飛び出したりと、どっちも本物に好き。要はオタクと飲むのってすごく好き、だし、すごく楽。

 

転勤族だったので、人見知りをしない処世術を身につけていて、初対面の人でも割と気を抜いて話すことが出来るし、オタクに悪い人はいないと思っているので、いわゆる、現場にいるなら挨拶させてください儀式より、現場はないけど、とりあえず飲みません?の方が私の性格には合っているようで、今ふとこの1年2年で仲良くなったオタクのこと考えたら一緒に現場に入った人ほとんどいなかった、うける。酒だけはめちゃくちゃ飲んでんのに、うける。でもそれが心地良くて、現場がなくても会える友情を無意識に育めているんだな、というのが嬉しくあります。出会ってまだ1年ぐらいなのにしょっちゅー我が家に遊びにきてくれたり、当初の目的が潰れても会いたいから、と、ご飯だけ食べてくれたり、いい友達に恵まれている。あと、もう何年も別の友達を通して、知り合いだったのに、知り合い程度のままで、今まで連絡先も知らないしツイッターも繋がってなかったのに、ここ1年でめちゃくちゃに距離を縮め、「知り合い」から「友達」になれた人もいる。嬉しかった。知り合いだった彼女と友達になりたかったことを、友達になった時にふと思い出した。

 

キスマイ担だった時、友達は1人しかいなかった。正確には、地方に住んでる1人の子としかツアーに回ってなかったから、外交をほとんどしなかった。毎年必ずコンサートに行き、暇だから海外行こうぜって海外旅行や温泉も行った。お互い、一生キスマイ担だと信じてやまなかったけど、当たり前に一生なんてものはなく、私は緩やかにSnowMan担になり、2017年のミューコロを最後に彼女には会っていない。毎日取ってた連絡も、全然しなくなり、今はもう彼女が何をして、何が楽しくて、何が好きかも、私は知らない。寂しいけれど、なんとなく彼女も私もこれがあるべき姿、と思っている気がする。お互いの「好きなもの」が一致してた時だけの利害関係だったんだと思う。きっともう会うこともないんだろうな、と、ぼんやり思うけど、それでも私は彼女が好きだったし、彼女も私のことが好きだったと思う。それでいい。それぐらいが彼女と私にはちょうどいい。多分、寂しいぐらいが心地良い。

 

これは余談がすぎるからさらっと聞き流していただきたいんだけど、この初夏に約4年ほど付き合った恋人と別れた。この年で、長く付き合ってた人と別れた話をすると誰もが驚くし、誰もが呆れた顔をした。結婚すればよかったのに、とも言われたし、私もそうするべきだと思ったりもした。でも別れた。この4年の間に別の人に本気で恋をした時も、彼と別れなかったのに、保険もない時期に別れた。今、久々の結構ひとりの時期が楽しいし、元恋人とも結局友達のような不思議な関係で、恋人のようなことはしなくとも、今でも普通に飲みに行くし、どういう形であれこの人は一生私の人生に関わってくる人だな、と思い、ならば形を変えて大事にしようと思えるから、後悔はしていない。さらにはしばらくはシングルライフを満喫しようと思ってるけど、別れた時はやっぱり結構堪えた。私間違ったかな、毎回間違えてんな、って落ち込むこともあったけど、そういう時も、助けてくれたのは女友達だった。男の穴は男でしか埋められないと思っていたけど、女友達が埋めてくれた。男とは違う何かで埋めてくれた。彼女が言ってくれた、まぁでもさ、ときめかないことを続けてもしょうがないもんね。という言葉が今もちょっとだけ支えになってる。ほんの、ほんの、ちょっとだけ。

 

今よりもっと若い頃、女の友情なんてものを信じていなかった。あんなもんハムより薄いし、男が絡むといとも簡単に裏切るし、裏切られるし。今思えば女の友情とかじゃなく個々の本質の問題だということがわかるんだけど、いや、当時もわかっていたんだけど、自分や相手の悪を認めたくなくて女の友情は信じられない、で片付けていたような気がする。実際女友達より彼氏の方が100倍大事と本気で思っていたわけだし。なのに、30代になって女友達が自分の窮地をたくさん救ってくれるし、分け隔てなくたくさん楽しいことを共有してくれる。それにオタクという付加価値がついたらそれはもう最高としか言いようがない。

 

昨日、新たにまた女友達が出来た。徒歩圏内に住むオタクで、じゃあ会いましょう!と、軽い気持ちで会い、5分後には敬語が抜け、1時間後にはゲラゲラ笑い合うような、これはちょっと運命的だぞと思わずにはいられないような会だった。私のブログをこんな長文なのにずっと狂ってて面白いと笑ってくれた。途中、個室の座敷に横になっていたけど。私が男だったら間違いなく襲っていたから私が女であることに感謝をしてほしい。ビールビールレモンサワーからのビールって、そのビールの使い方あってんの?大丈夫なの?(私信)相互フォロワーレベルだった彼女と初対面で打ち解けて涙出るほど笑い、友達になれた(と思ってる)きっとまたすぐに近くで飲もうぜ〜と、なるんだろうなと思うと未来が楽しい。なんなら本屋で偶然、雑誌の取り合いをするかもしれない。奪ってやる…(那須くんのここめちゃくちゃ好き)コーヒー飲みたいと騒ぐからコンビニ行ったのに、いらないわ!って騒ぐ芸なんなん?気まぐれプリンセスなの?瑞稀なの?(私信に次ぐ私信)

 

愛も友情も、人間である以上、何が起こるかなんてわからないし、この先の1年、5年、10年と同じ関係性でいられるかも定かではない。傷ついたり、傷つけたり、なんとなく疎遠になったり、また近づいたり。もしかしたら友情って恋愛より遥かに厄介なんじゃないのかなとも思う。思うけど、そんな難しいことを考えるよりまず先に、私は今周りにいる女友達のことが大好きだ。単純にずっと仲良くしていたいと思う。何かあったら飛んで行きたいし、守ってあげたい。だから、飛んできてね、守ってね、とも思うけど、そのぐらいの利害関係という意地悪なスパイスぐらいは許してほしい。

 

女の友情を微塵も信じてこなかったのに、30代になって、性懲りもなく、また女友達を増やしている。でも昔と違うのは、今なら女の友情を信じられる。純粋無垢な気持ちで信じてみようと思う。

 

 

そして、今になってやっと気づくのだ、女同士も捨てたもんじゃない、と。