夢中で君に恋してる

ジャニーズとレモンサワーとハラ美

さよならとお別れのあいさつを言う代わりに、

ジャニーさんって、なんか絶対に一生生き続ける人だと思っていたなぁ。

 

訃報を聞いても、何の衝撃もなくて正直。え!ともならず、もちろん泣くわけでもなく、あーそうか、ジャニーさんも人間だったんだなぁってぼんやり思いました。神様じゃなかったんだ、と。

 

こんなにみんなが名前を知ってる社長って他にいないんじゃないかなって思います。こんなにも表に出ないのに名前をしれてるってそれってもはや偉人じゃない?私はジャニーさんが作った世界を今も生きているといっても過言ではありません。キラキラしたエンターテイメントの世界と、それに負けず劣らずのキラキラした男の子たち(私はジャニーズジュニアが好きなので、男の子たちと言っています)愛も夢も輝きも、嫉妬も闇も残酷さも、全部ひっくるめた世界を魅せてくれている。そしてそれの指揮官は紛れもなくジャニーさんだったわけだし。あの人の頭の中まじでどうなってんのって思う。ディズニーもMJも敵わないほどにアイデアとパワーが詰まってたんだろうな。それをもう誰も現実として見られないし、現実として引き継いでいけないのは思ったより少し悲しい。

 

ジャニーズ事務所を知らなかった頃の記憶なんてもうないに等しくて。物心ついたことには当たり前にそばにあった事務所だし、そこのトップがジャニーさんっていうことも、キリンの首が長いことと同じぐらいのレベルで知っていたし。キリンの首は長いんだよ、ライオンは強いんだよ、ジャニーズ事務所の社長はジャニーさんって言うんだよ、っていうぐらいには常識中の常識。ジャニーズ事務所あっての私だし、どんな理不尽なことが起きようとジャニーズ事務所が大好きなのは変わらない。もうこれは細胞に、脳内に、血液に、流れ込んでしまってるわけです。ジャニヲタじゃない自分なんて想像もつかない。物心ついてから今まで、ジャニーズに興味がない時期なんて一度もない。ジャニーズにハマり、誰か応援するということを覚え、一喜一憂したり、そこから出来た友達や、数々のご縁。夢を見ているような優越感に浸る出来事や、自分の非力さに打ちひしがれたことや、とにかくジャニヲタとして経験した経験値が今の私を作っています。だから、これから先もジャニーさんがつくったジャニーズワールドを堂々と生きていきます。だって、それは、この世界が、素晴らしいものに変わらないんだもん。社長がいなくなったとしても、衰退することなく続く世界の真ん中を生きていく。それが、Show must go onの真髄だと信じてる。

 

とはいえ、相変わらずの冷酷人間の私は昨日も今日も泣くこともなく。悲しいという感情はあれど、寂しいという感情はなく、当たり前に今日も私を生きています。正直、ジャニーさんがいてもいなくても私の生活は変わらない。だけど、私の生活に彩りを、スパイスを与えてくれて、本当に感謝をしています。ジャニーさんは不死鳥みたいな人だから、きっと永遠の刻を生きていくんだろうな。素晴らしい伝説を残して去っていくなんてかっこいいな。日本はどんどん偉大な人を失うけど、その分、どんどん偉大な人が増えていく。これが継承ってやつなんですね。


おやすみなさい、ジャニーさん。
どうか、怖い夢を見ませんように。